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のんびりとした週末。特に予定がなかったのでいつも通り自転車でギャラリーと中古屋巡り。日曜日は朝から出かける娘を送ってそのまま根津美術館に「燕子花図」を見に行く。時間が早くて美術館が開いていなかったので骨董通り周辺を散歩。建物が無くなった一帯があって景色が変わっている。再開発でもあるのだろう。しばらく行っていなかった、良く行っていた店が無くなっていて残念だ。
「燕子花図」は四年ぶりの公開ということだが、特に混雑ということもなかった。初めてみたが、そのサイズとタッチの大胆さに驚いた。小さな写真しか見ていないのでもっと細密な絵かと思っていた。屏風画だから当然といえば当然だが、実物を見ないで、本でよくみていたことの思い込みだ。見学の後は庭の散歩。寒さのせいか、カキツバタはまだ咲いていなかった。
凱里の市場の続き。ある一帯は農機具や包丁などの金物を商う露店がたくさん出ている。中国の農業人口は50%を超えておりこれは日本では大正末期か昭和の初めと同じと聞いたことがある。多分、貴州ではこの比率はもっと高いだろう。色々な種類の農具が売られている。きっと大きな工場ではなく小規模につくられ、品質にもばらつきがあるのだろう。客は熱心に金物を選んでいた。