あちこちのサインのオリンピック用になったり、会場や主要ホテルのサインがたくさん建てられた。また、バナーや競技をイメージした装飾が街にたくさん取り付けられてオリンピック・ムードだ。
東四十条に行く用があったので周辺を歩いたが、1年前と比べると別世界になっている。まず、スイスホテルの裏側というか東側にはスイス公寓(マンション)が建てられて、すぐにもオープンしそうだ。
この周辺はお店が少なかったが、スイス公寓の1階にはレストランやスタバができて便利になりそうだ。
何もない殺風景な道にも街路樹が植えられて景色が違う。
昨年、歩道や花壇、街路樹の大工事をしたお陰で、結構おしゃれな感じの通りに生まれ変わっている。
去年の誇りっぽい何もない道からは別世界だ。
やはり北京の夏は暑いので、街路樹の木陰があると気持ちが良い。
この通りの東側は空き地か古い民家が建っていたが、今はスイス公寓が威容を見せている。
その後、食事にスイス・ホテルに入ろうとしたら、まず今までの入り口が高いフェンスで囲まれており、敷地に入れない。隣のビルの駐車場もフェンスに囲まれて駐車できなくなっている。結局、表側に回るとホテルの敷地の入り口があり、そこに検問がある。そこでパスポートを提示して、名前とパスポート番号をノートに記入、手荷物検査を受けてやっと敷地に入り、ホテルのロビーまで。ホテルで食事をするのも一苦労だ。
スイス・ホテルのロビーにはドイツと書かれた受付があったので、ドイツ選手団の宿泊施設かもしれない。また、オリンピック・ミュージアムの出張所みたいなものができている。
別の場所で聞いた話によると、長富宮(ニューオータニ)は、星野ジャパンの宿泊施設なので、周辺に高い塀を設置するよう求められたが、大変なので、敷地の周りに常時200人の警備員を配置することで了解されたそうだ。 長富宮も同じように、パスポート・チェックと手荷物検査が始まるようだ。
中国では今までも、外国人はパスポートの携帯と24時間以内の宿泊場所の警察への届出が義務つけられていたが、厳密に執行されていなかった。これがオリンピック前のために非常に厳密になったようだ。ちなみにパスポートを携帯していないと500元の罰金だそうだ。私も毎日パスポートを持っている。中国人の場合にも前から、身分証明書を携帯しなければいけなくて、飛行機のEチケットのための本人確認にも使っていた。
先日、バーで手入れを受けた日本人がパスポート不携帯と宿泊場所不届出で国外退去処分になっている。ホテルに滞在していると自動的にホテルが届けるが、就労ビザを取らないで短期の出張を繰り返し、ホテルではなく、アパートを借りていて自分で届けに行かなかったために起こったことのようだ。