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孔廟の続き。門をくぐり、前庭に入った場所に科挙の合格者の石碑が並ぶ。先日読んだ岩波新書「北京 都市の記憶」 という本によれば、元から科挙が廃止された1904年の清の時代までの、5万1624人の名前が出身地とともに成績順に石碑に彫られているのだそうだ。
孔子の像のすぐ後ろに大成門があり、故宮やほかの場所でもおなじみの龍の彫り物が階段の真ん中に設置されている。
正面奥に見えるのが孔子の位牌を祀った大成殿。
振り返って入ってきた大成門を見る。
大成殿内部。孔子の位牌が中心に祀られている。金や楽器など様々なものが置かれている(放置されている?)
鐘と事?
このようなものは見たことがないが、観葉植物の置物?
鐘の足元はちょっと可愛い。
大成殿から南の大成門方向。
故宮などでも見かける柏の木。ちなみに日本の柏と違うきだそうだ。
皇帝が建てた石碑を収容する建物群。
石碑の足元は亀などの生き物になっているが、これはなんの動物だろう。
孔廟には硯水湖という井戸があり、ここの水を飲むと文章がうまくなるというが、その水を飲んでこなかったので文章はこんなもんで。科挙の試験は内容もそうだが、美文と美しい文字が要求されたそうだが、私にはとても無理。
この項まだ続く。