中華世紀壇と軍事博物館

by Shogo

北京にも春が来たようだ。随分と暖かくなり、手袋や帽子の必要が無くなった。朝陽公園のそばに住む同僚の話では昨日は池の氷も完全に溶けて、ボート屋が営業が始めたそうだ。后海の氷も溶けているのだろう。冬の間は週末もアパートに閉じこもっていたが、寒くなくなったので外へ出かける気になれる。昨日は、地下鉄で軍事博物館駅まで出かけた。地下鉄一号線で天安門から15分くらい西へ行った場所だ。ここには軍事博物館と中華世紀壇という美術館がある。
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中華世紀壇は前庭が細長く続いて一番南の端に炎が燃える祭壇のようなものがあった。その場所から建物まで鉄に中国の歴史が刻まれており、中世以降は毎年の出来事が記載されている。その中のには、中国の各王朝が誕生した年や中華人民共和国の建国した年も含まれる。その長い歴史の先に階段状の建物がある。この中華世紀壇は、2000年に新世紀を記念して建てられたということなので中国の長い歴史がさらに長く続くことを意味しているのだろう。
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真ん中の通路の様な帯が鉄の年表。びっしりと中国の歴史が刻まれている。
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階段状の建物。中では世界の古代文明の出土品の展示がされていた。撮影禁止だったので写真はない。入場料30元。
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右奥の建物は、現在のCCTV。斜めのビルが完成するとここから国貿のエリアに引っ越す。でも、すでに立派なビルである。この写真は中華世紀壇の裏側の玉淵潭公園の入り口から撮った。公園には入らなかった。ここには地図で見ると釣魚台国賓館もあるようだ。
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続いて行ったのは地下鉄の駅の名前にもなっている中国人民革命軍事博物館。近世の中国の歴史が19世紀の外国の侵略から始まって、共和国建国そしてその後の発展への説明があった。かなり内容は取捨選択が行われており、現在の史観に基づいた歴史となっていた。建国以前の共産党の歴史と建国までの道のりについて詳しい展示がされている。入館料5元。他の施設と比べてかないやすい。革命教育の一環だからだろう。
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兵器館には古い兵器が、戦闘機から戦車まで展示されている。
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面白かったのは最後のお土産物屋。模型やプラモデル、剣やピストルのレプリカ、軍用の時計メーカーの装飾時計など売られているいるのだが、ご覧の通り、模型は結構なお値段だ。プラモデルはいろいろなものがあり、アメリカの空母のものまであった。

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