大覚寺は北京から車で1時間半ほど北西の陽台山の麓にある。寺は山の斜面に東の方向を向いて建てられている。約1000年前の遼の時代に創建されたということである。現在の寺は明の時代に再建されたと説明には書かれていた。明の時代には皇帝のお寺として使われたそうだ。
山門をくぐると正面に池にかかった橋が見える。柏の古木が門番のように立っている。平日ということもあり人は少ない。4月に入り、モクレンや桜の花が咲くころには賑わうらしい。
境内には赤い壁の建物が散らばり、中国の仏教寺という雰囲気がする。
日本のお寺とは感じが違う。
猫がたくさんいるので有名らしいが事実、猫がたくさんいた。
まるでゴッホに描かせたような木だ。
レストランは紹興酒店という名前の通り紹興料理。
平日なのでレストランもすいている。
レストランと向かい合わせで、モクレンの咲く広い庭のある明彗茶院といお茶屋がある。ここがこのお寺の名物らしい。北京で一番古い樹齢300年のモクレンがあるそうだが、見つけられなかった。モクレンは中国では「玉蘭」というようだ。
屋内もおしゃれな感じ。北京からドライブできて、ここで高価なお茶を飲むのがお金持ちの北京人のレジャーらしい。
北京でもそうだが、お茶屋というのは結構なお値段をとる。お茶をキープできたりするが、食事が100元も出せば高級というような物価で、お茶屋は数百元は不思議ではない。
お堂には巨大な仏像が並ぶ、私には日本の仏像より大きいと感じるが、私は日本の仏像に詳しいわけではないので良く分からない。
なぜ亀がいるのか良く分からない。
一番の奥には舎利塔がある。
桜が咲き始めている。
仏教そのものは宗教として勢いはないそうだが、それでも一番信仰されている宗教だそうだ。
黄色の竹がここの有名なもののひとつ。確かに幹が黄色い。
樹齢1000年の銀杏の木。
もう行かないと思う大覚寺にお別れ。