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北京のロータリー
北京には大きなロータリーが数箇所にある。4つある環状高速の内の一番内側、第二環状路の東側には第二環状路と東西に横切る道は立体交差になっており、ロータリーになっている。このロータリーが渋滞の原因になっていることが多い。
昨日もロータリーが原因の渋滞に巻き込まれ、タクシーの中で居眠りしていたら20分経ってもまだロータリーの手前だった。
ロータリーと信号
渋滞の原因はロータリーとロータリーの中にある信号だと思う。日本には少ないが欧米ではロータリーを良く見かける。多くは住宅地などの小規模なものだが、パリの凱旋門の周りのような巨大なものもある。これらは信号を使わず、車の流れをコントロールする仕組みである。信号が無いので車の流れが止まることがないので交通渋滞の解消に役立つはずだが、北京のロータリーは中に信号があるので車の流れが完全に停止してしまう。さらに第二環状路という幹線の上に位置するので第二環状路に向かう車の流れがロータリーの渋滞の中で路線を変えて入り口へ向かおうという動きをする。
都市交通の専門家ではないので詳しい原因はよく分からないが、ロータリーの中に信号を作っていることが問題。さらに北京のドライバーの運転マナーはとりあえず自分が突っ込んでいくことだから、このロータリー内の渋滞に輪を掛けて悪化させている。
このような状況なので、第二環状路を東西に横切る時は早めに出ないと必ず遅刻しそうになる。メリットは睡眠不足の際の睡眠時間の確保である。
写真は東四十条の交差点。ちなみにこの東四十条は、四十条ではなく、東四の十条だと最近知った。東四というエリアの10番目の通りという意味らしい。