トレイサビリティの機械?
週末の買い物にスーパーに行ったら、野菜・果物売り場に見慣れない機械があった。英語でMultifanctional Machine For Tracing to The Sourceと書かれている。The Sourceは複数形だろうとか思ったりしたが、それは置いておいて、食品の出所を調べられる機械らしい。液晶の下の方に、バーコードを読み取る赤い光線が出ている部分があるがそこに調べたい商品のバーコードをかざすとその商品の出所が表示される仕組みなのだろう。やってみたが会社の名前が出ただけなので、そういうだけのものかもしれない。説明がすべて中国語なので私に分かるのはここまでだった。
多機能の一つは、店頭の広告機能もあるのではないかと思う。中国ではエレベーターホールのテレビを広告に活用しているFocus Mediaなどの会社もあるのでスーパー店頭の広告メディアの設置はいくつかの広告主には魅力的かもしれない。
しかし、多くの中国人の間でも食品の安全性について不安の声があり、この問題は社会の大きな問題になっているため対応を迫られているのだろう。
無料レジ袋
スーパーへ行って、この機械を見て数日前のニュースを思い出した。国務院が発表したのは無料のレジ袋の全面禁止である。内容は、1)今年の6月1日より、スーパーやそれ以外の場所の無料のビニール袋の提供を全面的に禁止にする。2)厚さ0.025mm以下のビニール袋の製造や使用を禁止にする。ということで、一度だけ使用されて、その後でゴミになるビニール袋の配布の禁止だ。さらに破れやすい薄い袋は製造も禁止して、有料で使われる場合も繰り返し使える厚いビニールのものを使用するということらしい。ゴミの削減としては有効だろう。中国では1日に3億枚のビニール袋が使われているらしいので効果は大きい。
北京では、前から有料のところもある。IKEAが無料の袋はなく、小さいものがたしか1元で有料、Jenny Lou’sも0.3元の有料だ。日本でも杉並区でそういう議論がされていた記憶がある。環境への配慮としては英断だと思う。日本も早速まねしてもよいのではないだろうか。
実施がオリンピック直前というのは、外部への、環境問題への取り組みのアピールということが見え隠れはするが良いことに変わりはないだろう。
CNN
http://edition.cnn.com/2008/WORLD/asiapcf/01/09/china.plastic.bags/index.html
日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080109AT2M0902X09012008.html