北京の水事情

by Shogo

北京の水道水

北京の水道水は、病原菌の混入の可能性が否定できないことや、カルシウム分などの多い硬水のためそのままでは飲めない。多くの人は、煮沸して飲むか、水道水を飲まないでミネラルウォーターなどを購入して飲んでいる。

私の家にも飲水器というものが設置されており、大型のペットボトルの水を購入して飲んでいる。この大きなボトルは15リットルあり、価格は21元(15円換算で315円)メーカーはコンビニなども経営している台湾メーカー。

基本的には、コーヒーやお茶、めったにしない料理に使う水はすべてこれ。歯磨きの時の水もこれを使っている。他の人は歯磨き程度は大丈夫という意見の人もいるが、生来の軟弱者の故、水道水は使っていない。とは言え、シャワーやお風呂は水道水だから、水道水がわずかながらも口について体に入っているし、皮膚を通じてもカラダに入っている。

それに外で飲むお茶やコーヒー、スープなどは水道水の煮沸したもののはずだ。

15リットルで315円のミネラルウォーターを飲んでいて大丈夫なのかと、あるいは今年の夏にフジテレビの北京支社に納品されていたミネラルウォーターがニセモノだったという事件もあったりするので、時にはスーパーでもっと有名なメーカーのミネラルウォーターを購入している。北京で売られているミネラルウォーターは1.5リットルが中心で、日本のように2リットルというサイズはない。写真のネスレのものは4元程度(60円)、Volvicは23元程度(345円)。Volvicだとアパートで配達してもらっている15リットル・ボトルよりも高い。エビヤンもあるがもう少し高くて25元程度。

基本的に水道水は飲めないのだが、ニューオータニが経営している長富宮というホテルでは、ホテル全体で浄水機能をつけて、水道の水が飲めるようになっているそうだ。やっぱり日本人はつい水道の水を飲んでしまうということがあるのだろう。

写真の15リットル・ボトルが空なのは、今日からしばらく北京を離れて旅行だから。

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