一昨日乗った飛行機でコーヒーを頼んだら、300円の有料と言われた。無料のものに変えようかと考えたが、コーヒーが飲みたかったし、本人が若いつもりでもいいおじさんが300円のために飲み物を変えるのも恥ずかしいので、300円払ってコーヒーを飲んだ。飛行機の上でお金を払って飲み物を飲んだのは久しぶりだ。何年か前にアメリカでお金を払ってビールを飲んだ気がするが、それは一応アルコール飲料だ。昔はエコノミーであればアルコールは有料だったので免税店で飲み物を買って、それを飲んでいたということもあった。
でも今回はコーヒーである。コーヒーが有料とは少し考えがたい。でもこのエアラインは、中国に毎月往復していた時でさえ、一応ゴールドのステイタスの私から5kgの超過重量の1万円少しをとった会社だから、何でもやりかねない。競争が厳しいしコストも上がっているからコーヒーからでも少し儲けようということなのだろうが、こういう近視眼的なコスト主義が長期的な顧客創造に影響がある。
そこで言い訳に使われているのが、カップについている緑のブランドマークである。ここのコーヒーだから300円払ってくださいということだが、 別にこのブランドはコーヒーを売っているわけではなく、他の喫茶店がそうであるように環境を売っているだけだ。別にコーヒーがおいしいと言うことではない。この取引で言えば、コーヒー店はブランドの露出と有料ということでブランド価値の影響はなく、有利な取引だ。金銭的なところは分からないが仮に原価程度もらっていたとしても悪い取引ではない。問題は、コーヒーに課金しているエアラインだ。最近の国内線は2クラス制なので前のクラスは当然無料だろうから問題が無いが、普通のクラスの乗客はLCCとの違いが分からなくなって混乱してしまうかもしれない。今後は、空の価格破壊も進んでどうなることか。悪貨は良貨を駆逐すると言うが安全の問題も関係するので無茶なコスト主義に走らないでいてほしいものだ。
今朝も疲れていたがエルが6時前に起きる。エルのことばかりだが、起きた時点ではエルのこと以外に出来事も無い。今日は雨らしいが渋谷まで友人に会いに出かけるので自転車ではなく電車になりそうだ。