日曜日はまた青空に戻ったが完全休養。中国語会話に出かけた以外は家で過ごす。外に出たときは風が強かったが寒さはあまり感じなかった。昨日ショックだったのはまた鳥インフルエンザの患者が発生したこと。山西省の2歳の赤ちゃんということだが、湖南省で発病して山西省まで旅行したということだ。この時期に発病すると春節の移動のためにウイルスがまき散らされることになる。列車や飛行機で狭いところに閉じ込められるので感染の可能性はかなり高いだろう。しばらくこのニュースには要注意だ。」
天寧寺の続き。天寧寺のこの塔の隣に高い煙突があり写真を撮るのに苦労したが、寺そのものがこの工場に取り囲まれているのか北や西からは近づく道がなかった。
この塔は遼の時代に建設されたことは述べたが、それは1100年頃のことだそうだ。遠目からは木造に見えるが、石で作られている。
13の仏教にまつわる話が彫られているそうだが、どれがなんだかよく分からない。金剛力士像や菩薩像があることは分かる。
下部の周辺がぐるりと装飾が施されている。上部は8角形の13層になっている。近くから見てもなかなか美しい塔だ。高さが57.8mということだがもっと高く見える。かなりボリュームのある塔なのでそのためかもしれない。
下部にある獅子の像と菩薩像。獅子ということだが、いつも見かける石獅子と違って、犬か別の動物に見える。
金剛力士像はなかなかの迫力。痛んでいるのが痛ましいが、下手に修復するならこのままが良いかとも思う。
石を彫刻したものではなく、今で言うコンクリートのようなものを固めて像を造ったようだ。
中国では定番とも言える龍がやはり居ました。龍は古代のほとんどすべての王朝が先祖は龍から生まれたという伝説が残されているほど畏敬される動物なので、この仏教のために建てられた塔も龍と結びつけなければいけないのだろう。