YouTube広告

by Shogo

チューナーなしのテレビが売れていると話題になっています。通常のテレビ番組が見られない「テレビ」です。これは、驚くことではなく、テレビでのネット動画視聴が進んでいるからです。

テレビでのYouTube視聴の増加

マクロミルの調査によると、テレビのネット接続率は41.8%で、接続者の推定人口は約3,400万人規模となっています。未接続者でも若年層を中心に全世代で高い接続意向があります。また、テレビのネット接続者間では、テレビでのYouTubeの視聴時間が増え続けています。先の調査でも、テレビでネット動画サービスを利用する人では、テレビの視聴時間の約2割がYouTubeになっています。テレビのリモコンにYouTubeのボタンのある機種も増えており、この傾向はさらに加速するでしょう。

Googleの発表でも、YouTubeの利用者は国内で6,900万人に達し、人口の半分以上がYouTubeを利用していることになります。この発表でも、テレビでYouTubeを視聴する人は2,000万人以上です。家庭のテレビの使用目的のひとつが、YouTubeとなったのです。

代表的なYouTuberである「HIKAKIN」や「はじめしゃちょー」は、登録者数が1,000万人に達しています。1,000万と言う数字はかつて読売新聞の発行部数でしたが、今やその数字には届きません。1,000万人規模の到達が可能なメディアは、東阪のテレビ局だけで、その意味でYouTubeの存在感が増していることがよくわかります。

YouTubeの広告の特徴

YouTube広告は、性年齢・地域・興味関心でターゲットを絞って、きめ細かく広告を配信できること、広告接触者の行動を追跡できること、広告から自社サイトに誘導できること、計画を機敏に変更できること、小額から始められることなど、多くの利点があります。また、通常のテレビではリーチできない若年層も含め全世代対象のメディアとしても重要です。

YouTube広告の種類

YouTube広告は6種類がありますが、代表的な以下の3種類に絞って、ご紹介します。

  • スキップ可能なインストリーム広告

動画の前後、途中に再生される。再生開始から 5 秒が経過すると、広告をスキップできます。動画を最後まで視聴したか、クリックした場合に料金が発生します。見たくない広告はスキップすることができるため、広告主は費用を発生させず、より関心の高い視聴者だけにリーチすることができます。

②スキップ不可のインストリーム広告

動画の再生前後、途中で再生される 15 秒以下の動画広告。スキップすることはできません。表示回数に基づいて課金されます。

③バンパー広告

動画の再生前後や途中で6 秒以内で再生されます。スキップすることはできません。6秒の制限があるため、ユーザーはストレスなく見ることができます。もちろん、広告の構成には工夫が必要です。

公式のチャネルの開設

多くの企業がYou Tubeに企業アカウントを開設して、動画による情報発信を行っています。音声、映像を使用して、商品・サービスを紹介することで、理解度は深まり、親近感を得ることも容易になります。開設には制作費以外の広告費は発生しません。

YouTubeは、先に述べたように、すでに家庭に浸透したメディアのために、広告に活用することは必須です。行動履歴や地域を限定して配信することがでるため、広島の中でさらに細かく地域を指定して使えます。プロモーション計画の中で既存メディアと組み合わせて活用することを検討されてはいかがでしょうか。その際には、必ず広告目的を明確にして、YouTube広告からのトラフィックを受け止めるウエブページが必要です。

【広島経済レポート寄稿文】

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