碑林博物館 #5

by Shogo

西安碑林博物館の続き。著名人の書の碑がたくさん飾られた場所から、石の彫像が飾られた建物に入る。目についたものを写真に撮ったが、なぜか唐の時代のものが多い。この時がそういう展示だったのか、この博物館が唐のものが多いのかは不明だが、西安が唐の都の長安だったから、結果的に唐のものが多いということなのかもしれない。

6枚1組という馬のレリーフが良かった。唐の二代目の皇帝の墓所に飾られていたそうだ。7世紀の作。20世紀初頭にうちの2頭分はアメリカに密輸され、現在はペンシルバニア大学の博物館にあるそうだ。このあたりの話も中国の悲しい歴史を思い出させる。清の末期には、欧米各国が略奪を行った。日本は、ある程度行ったのだろが、あまり日本に、その当時に持ち込まれたものは聞いた事がない。

台風が接近中で関東地方からは西に方向を向けているようだが、昨夜も激しい雨に降られたが、これからあすにかけてかなりの量の雨が降るということで新学期の子供たちがかわいそうだ。大したことにならねければ良いのだが。

9月に入っていくつかの懸案に取り組まなければいけないが、まだまだ蒸し暑くて気分は夏休みだ。

唐の時代の菩薩像
同じく唐の菩薩像 衣類のデザインがギリシャ彫刻のようだ
老子像。唐の時代に華清宮に置かれていたものだそうだ。
唐の時代の虚空蔵菩薩像。虚空蔵菩薩というのは初めて聞く名だ。
7世紀の石の犀。これはかなり大きなものだった。

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