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春節期間中に日本にいる時に東京の自転車の多さ、それも駅前などに放置されている自転車の数に驚いた。
「2005年におこなわれた調査※1によると、日本の自転車保有台数は約8,600万台、つまり、国民
1.5人につき1台の自転車を保有していることになります。これは米国の2.6人に1台※2、
フランスの2.6人に1台※3、中国の2.7人に1台※4と比べてもわかるとおり、世界でもト
ップクラス。通勤・通学、日常の買い物に、そしてサイクリングなどスポーツや余暇を
楽しむ道具として、多くの国民が自転車に親しんでいる日本は、世界的自転車大国なの
です。※1(財)自転車産業振興協会自転車統計要覧(第41版平成19年11月発行)による
※2 1998年統計による※3 2000年統計による※4 2004年統計による」
1.5人につき1台の自転車を保有していることになります。これは米国の2.6人に1台※2、
フランスの2.6人に1台※3、中国の2.7人に1台※4と比べてもわかるとおり、世界でもト
ップクラス。通勤・通学、日常の買い物に、そしてサイクリングなどスポーツや余暇を
楽しむ道具として、多くの国民が自転車に親しんでいる日本は、世界的自転車大国なの
です。※1(財)自転車産業振興協会自転車統計要覧(第41版平成19年11月発行)による
※2 1998年統計による※3 2000年統計による※4 2004年統計による」
別の統計で2007年の中国の自転車保有台数は5億台というのがあったので、13億人に対して2.6人に1台と上記の記述とも合致する。つまり日本の方が1人当りの保有台数は多い。
こういう状況を考えると放置自転車への対応を真剣に考えた方が良いと思う。自転車置き場をつくったり単に排除するだけではなく、既存の交通システムに組み込むのも手だろう。昨年ドイツやオランダで見た地下鉄や列車は自転車持ち込み可能な車両が指定されていて、自転車を持ったまま乗車していた。デルフトのような田舎の駅では列車から自転車を持って降りた人が、ホームから自転車に乗って走り去った。日本も朝晩のラッシュ時以外は自転車を持ち込めるとかできないのだろうか。自転車は環境にもやさしい乗り物なのでもっと活用する方向で放置自転車の問題を考えたらどうだろうか。
話がちょっと違うが、北京では自転車のような乗り物の3割程度は電気自転車のような気がする。この電気自転車が上記のような統計で自転車として分類されているかは分からない。北京ではオートバイの登録が禁止されているので、自転車以外の二輪の乗物と言えば電気自転車となる。中国の電気自転車は、日本のようなアシスト型ではなく自力で時速30kmくらいのかなりのスピードで走る。安全基準が違っているようだ。これも大気汚染対策の一つなのかもしれない。
電気自転車には自転車の形に近いものから、オートバイにしか見えない物まである。
こうして見ると北京でも放置自転車が無い訳ではないが東京のような規模の台数が駅前に放置されているような状況は見かけない。